大江健三郎さんの本

大江健三郎さんにも障害のある息子さん

がいて音楽作ってらっしゃるらしい

 

というのはうっすら知ってたが本読んだのは初めて

 

息子さんの障害がわかったとき、おばあちゃんに当たる人が、

「都会はいじめる子もいるだろうから

わたしと一緒に森にすもう

居ないと思うがまんいち私の目が届く所でからかいする子がいたら

追い払ってあげる」

のようなことを言われたらしい

結局森にはすまずに都会で成長して

こうして音楽という言語を身に着けたのはよかった、のような流れでしたが、

森にすむ、が

実現しなかったにしろ、困難にあって、絶対的味方である人が彼には居たんだな

森にすもうなんて…

それが正直ただただうらやましい

 

もし、夫のお父さんが生きていたら、きっとそういう存在になってくれただろうなと思うけど、(私のようなものにも、対等に接してくださった、とても気にかけてもらった)

残念ながら、おばあちゃんたちはそうではなかった

 

「あなた(うんだ私)が何かまずいことをしたからそんな最悪のことになってしまったんだ」と何十年も言われた(今も言われている)

うちの自閉症の息子もいろんな人のお世話になりつつ社会に出られてほっとしている

 

で、祖母たちは私のせいにして、(無意識にしろ、自分のせいじゃないと言い張って)、それが何?と思う(自分の娘の縁談に差し障ったり、ほかの孫に障害が出てほしくないのだろうけど、義母には結局うちの子たち以外に自分の孫はできず)

もちろんあてにしようとかも思わないけれど

 

心に冷風がふくだけ