1000円で何が買えるか?物価(アメリカ編)

一ドルが125円だとすると、8ドルで1000円だ.
日本で一万円もっててもすぐなくなる.
でもここで100ドル札は、見たことがない.

ラスベガスに行ったときに勝ちコインを100ドル札でもらって、マクドナルドで使おうとしたら断られた.余り流通していないお金なのです.

代わりに、日本では2000円札が不評だそう.
でも20ドル札は、ここでは便利で、結構使いでのあるお金.

とうもろこし5本で$1
ロッコリ2こ$1
氷ひとバッグ(枕サイズ)$1
もやし一袋$1
ねぎ$0.5
りんご5こ$2.5
大根小一本$1

これで$8=千円。結構、買える?
消費税はここは8%とたかいのだが、食品にははかからない.


肉や野菜が安いのは、「至れり尽せり代」が入っていないから.
牛にくはでっかいかたまりでうってるし、ステーキはまるでぞうり.
ぶた肉には骨が入ってるし、とんかつを食べるときはごりっということがある.
鳥もも肉も開いていないし骨が入ってるのがあたりまえ.
(鶏肉に入った骨−−これで夫婦喧嘩になり、「日本へ帰れ!」といわれた)

ましてやから揚げ一口大、味付き、なんて物はないようだ.
しかも もも肉は6個入りだったりする.
丸どりも置いてあり、普段は5ドルくらいするが、セールで2ドルのこともある.
安かった勢いで まるどり1羽買った時は後悔し、
しばらく冷凍庫で眠っていた.

しかし、大鍋に丸鳥、赤かぶ、ジャガイモ、たまねぎ、にんじんを入れて煮込みを作ったら、本当に美味しかった.
ルビーのような赤いスープができる.
野菜と丸鳥でスープを取ったあとは 
ももをむしりとって(簡単に外れる)一緒にスープに入れて食べ、
あとはゾンビのような胴体をひきあげる、
ほねを取ったあと、胸はサラダ用に裂く.

うちにきてくれた人に出すと、「赤い!なにこれ!?」とひるまれるが、
食べてくれた人はおかわりをする.
赤かぶも、かぶより安かったので何も知らず買ってしまったのだが、
あらって皮をむくと どくどくと血のような赤紫の汁が出て ひるんだ.
皮をむく前に塩茹でするものだと後で知った.

おもうに、日本でしていたように、
鳥もも肉の一口切りを から揚げに買い、
スープ用に鶏がらを買い、
サラダ用に胸肉を買うとすれば、結局丸鳥と同じようなものだ.