おじいちゃん疲労困憊


入院中、わたしの「父」に手伝いに来てもらった。
「母」じゃないのはなぜ?」と必ず聞かれた。

母は、なんというか、くせが強い人で、私とすぐぶつかり、私が沸騰するので、
どうも彼女は私を怖がっているらしい。

衝動的で、ふいっといなくなり、会話も成り立たない(思い込みが激しい→言ったことが違う解釈で伝わる)ので、
連絡事項も伝わらない。よって、連携が出来ない。

↑こう書くと1号そっくり、、、。私にもそっくり。


そういうわけで、「父」なのです。


最初の数日 私がいるときは、「おじいちゃんおじいちゃん」、と 二号に
もてはやされて、
なかなかうまくいってたのだけど、

入院してから、1号が荒れ、二号は泣き、
父は一生懸命やってくれてるのに、子供たちはさっぱり言うことを聞かない。

踏んだりけったり散々な目にあったようで。

やっぱり、1号が、「しゃべれるのにコミュニケーションにならない」、
という点が悪夢だったようで。
1号も何も食べなくなり、父は「食べないとお母さんが帰ってこない」としかって
食べさせようとして、、、。

父が帰った日、だんながしみじみと、

「1号は、、、、、、

お前がいないと駄目なんだな、、、」

といった。


落ち着いてるときは わりと 双方向の会話になるので、
だんなも さほど深刻に 1号のコミュニケーションが、「かけてる」ことに気がついてなかったのかな。


父が1号の部屋にいきなり入ったり、(1号飛び上がって驚く)
大きな声で呼び捨てにしたり(1号、「俺の名前は 1号じゃない、違う名前だ」といって涙ぐんで、、、)


父にとっては当たり前のことで いちいち躓くのは、
父も、さぞ苦しかったろうと思う。


父は家に帰ったのだけど、帰っても、夜中はうなされ、蕁麻疹まで出たらしい。

父から、メールが来た。
「、、、、しかし、1号ががんばってるということには驚くばかりだ」
と書いてある。

お互いの頑張りが かみ合わないのが、
苦しいところなんだけれど。


でも、でも、こういう苦しいこともあって、1号は
割りと そのあと すくっと成長するという面もある。

だから 申し訳なかったけれども、お父さんとの揉め事も、無駄ではなかったのです、、、と父さんに伝えたい。無責任ですが、、、。