期待にこたえたいのか


義母に、「左で (文字を)かきなさい」といわれて、

ごうごうと泣いていた二号、

次の日には かなりうまく右手を使うようになっていた。

それでも、ふと もちかえて左になると、義母が、「左になってるよ」という。


義母は、

「ほら、よかったね、直すなら、今よ。

私がいじめたみたいに、みんな言うけど、、、

したいといって泣いていたのよ。

この調子で箸も直しましょう」


私は、二号は 本当に左にしたいと思ったのではなく、

ただ、おばあちゃんが好きで、

おばあちゃんの期待に応えたいと 思っただけではないか
と思う。

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おばあちゃんが帰った今、二号は何事もなかったように
左で書いている。


私は どっちでもいい。

二号が、自分から本当に「右にしたい」と言えば手伝うつもりだ。