ちょっとたりない


もう放送が終わってるんだけど、何年か前に、「日本昔話」のテレビがあっていた。

私は 「こどもに」といいつつ、これが結構楽しみで よく、みてました。

放送が、プロ野球のため中止、というときなどは、
「お母さんがすきな昔話なのに、なくて、残念ね」と子供にいわれてました。



たまに、「ちょっと頭の弱い若者が居ってな、、、」

「ちょっと足りない男が、、、」

という話があって、

その言葉自体に(いい、、、の?)びっくっとしつつも、

憎めない、のんきで、気の利かない、やっぱりちょっと足りない若者が、
(アア、似てるわ!)

でもなぜか さいごには、幸せになる、

というのをみてました。



うちの子もまさに、こういう若者だろうと思われるのですが、
面白そうに見てました。

「あなたは知的障害があるのよ、だから こういうところに、きをつけなさいね」
というよりも、
「ちょっとあたまのよわいわかものがおってな、、、」
という昔話のほうが 受け入れやすく、いいかも知れませんね。




さいきん、障害者、という言葉がいけないとかで、

障碍者とかいたり、障がい者と書くようになったみたいですね。
(↑これ、読めません、私。がい、でいいのかしら??)

わたしは一応、障害者の家族、ということになってますが、
そういう「がい」といったような表記になるよう願ったことはありません。

自分個人の意見では、「障害を持った人(英語で言うところの、自閉症者=Person with autismみたいに、人がさきで、障害のほうがおまけ、)なればいいかな、とも思いますが、自分も全部そうかいたり言ったりしてるわけでもない、こだわりません。

どんな言葉であれ、差別的にいえば差別語になりますね。

私の母などは、障害のある子を見たら、「まあ、天使みたい。かわいいわ。」といっていましたが、

いざ、自分の孫が障害児と言われた(っていうか、私が言ったんですけど)ときは、

「知的障害?何を言うの。絶対にそんなわけはない!!」といいましたね。

本当に「障害を持つ子は天使」と思ってるなら、「まあうちにも天使が来たのね、よかったね、だいじにしようね」って喜ぶはずでしょうに。


つまり、障害がある子を「天使」と名づけたところで、差別が変わるわけでもない。
まあ、2ちゃんねるでいわれる、「池沼」みたいな言葉はいやですけど。これも、いい状況で 吐かれる言葉じゃないから、言葉が悪いと言うより、使われ方ですね。