ほおっとする食事

一人でいるのがすきなのはいいんだけど

たま〜に、ちょっと悲しいなあと思うことがある。

それは、(そういうつもりじゃなかったのに…)

といいたいのにいえないときとか。



そういう時、
ある居酒屋(小料理屋?)に行く。

テーブル二つとカウンターだけで、
夜は居酒屋、昼定食屋。

3がおなかにいるとき、父と寄ったら、
帰り際に、
「いいお産をね。」といってもらった。


めったに食べ物をほめない父が、
「ここはうまい。都会にしては安いし、味付けがじょうひん。いいトコ」
といっていた。(カレはなんにでもしょうゆをドバドバかけるんだけど、ここではかけてない)

高くないし、本当に、煮物も和え物も刺身もうまいのに、
(たまに、からしが入ってたり、苦手な野菜があるのに、本当に美味しく作ってある)

不思議と いつもお客さんがすくないので、
いつまでも潰れないでいてほしいな。


先週も、やっぱりなんとなく消化しきれない いやなことがあって、
自分なりにいろいろ考えて始末しようとしたけど無理で、

ちび3号と一緒にお昼を食べに行った。


美味しい 熱い玄米茶(ちびにはビールのグラスに氷水をだしてくれて)、
美味しい漬物、揚げ物、酢の物、ご飯、美味しいみそしる。

ちびは、暑いせいかほとんど食べず。

何人かのお客さんが帰り(どうも、みんな一人で きてるけど、みな ここであったことがある)
食べてる客は私だけ(ゆっくり飲んでるおじいさんが一人。このおじいさん、もしかして、以前、二に、「ぎっちょ」って言った後、二がしょげたので、ケーキかって来てくれた人かも。うん、たぶんそう。http://diary.jp.aol.com/applet/znwze9/20070115/archive
1年半前と比べると、すごく弱ってるような気がする。)で、お店のひとが二人いる。
「夕ご飯、食べるものないんじゃない?おむすびでももって帰ります?」
と言われているから、一人暮らしかな。


食事を出してくれた人(お店の持ち主?奥さん?)が、
「この間も来てくれたよね。おとなしい子ね。わたしね、姪甥の子供たちとか、だっこして、寝かせるのが大好きなの。」

と。

「そうなんですか。コツがあるんですかね。
これ、3人めなんですけど、わたしは、抱っこで寝かせきったことがないです。
がさつなので、すぐあかちゃんを怒らせて、この子も飛び降りちゃいます。」

「ゆっくり、食べれないでしょ。ちょっと眠そうだから、すぐ寝るよ。抱っこさせてみて」

「いや〜重いですよ、

この子、人見知りがすごいので、誰にも抱かれないんですよ〜」

と言ってるのに、3は、手を伸ばして体重移動して 抱かれようとする。

うわ、めずらし。ほかの人に自分から手を伸ばすのって、初めて。


お言葉に甘えて、ちびっ子をわたしてみた。

ささっと食べて、コーヒーをいただいて、
別の店員さんにお金を払ってみると、

3は脱力し、目を半とじで うっとりしている。


私に刺さった ちいさいとげを抜いてくれたこと、
この人は知ってるだろうか。

知ってるんだろうなあ。
こんなに美味しいご飯作るひとだから。