ダンボールとゆびで織る

手のひらが入るくらいの袋が、2時間ほどでできると思います。

紐を縫いつけてポシェットにしたり、

手を入れてお風呂掃除に使う「アクリルたわし」にしたり出来ます。

説明はややこしく見えますが、単純な作業です。

編み物ができないわたしでも できました。

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用具

12cm×12cmくらいのダンボール片

はさみ

毛糸 編み上がりがのおもさが15gだったので、ひと玉でもあまると思います。
   太いほど編みやすいです。単色ひと玉でもいいのですが、
   いろんな色、太さの 残り糸を寄せ集めるほうが いい感じになります。

(あれば)タコ糸
   縦糸に使います。3mちょっと必要です。が、なければ、横糸に使う同じ毛糸を縦糸   に使えます。そのほうが、仕上がったときにタコ糸が見えないので、却っていいかも   しれません。
(写真:一個でも虹色に染めてある毛糸と、編みあがった物)

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準備 1、ダンボールの、上下に 1cm間隔の切れ目を入れる。12個できると思います。

2、上のほうの左右2箇所に、穴を開ける。その穴が、最初と最後に縦糸を結ぶ場所になります。

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写真は縦糸の張りかたです。
クリックで拡大します。

説明するとややこしいのですが、2,4,6の青い線がこちら側に見えており、
3,5,7の赤い点線は、裏側です。

要は、たてに下に張り(2)、
裏で上に戻り(3)、
次の列に移るときに横へひとつ短い移動(4)
この繰り返しです。

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横糸をくぐらせていく

毛糸を、50cm〜1m位に切って、縦糸の間をくぐらせていきます。
最初はテキトウに数センチ織り込みます。
縦糸を踏むーくぐるー踏むーくぐる で、一段織ったらダンボールの裏側に回ってぐるぐる織っていきます。
毛糸が足りなくなったら、二本を一度に玉結びして、おります。
結び目は見えていいのです。(あとで、織物を裏返すので)

写真は 手順を見るため ゆるくしていますが、下に押しながら織ります。
とじ針というものを使ってもいいようですが、ゆびで十分です。
最後の1cmくらいはかなり横糸が通しにくくなります。

穴に結んだ、二箇所の縦糸を、解いておきます。

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上まで織り終ったら、
ダンボールの切れ込みを横に通っている糸(4)(7)を、
上のほうに抜き取るような感じではずします。糸がなかなか外れないので、
何か鉛筆などで引っ掛けて抜きます。(縦糸が、切れないように注意)

この糸ををはずすと、不思議ですが、中のダンボールが外れます。
ダンボールを上に抜き取りつつ、織物を下に引っ張るようにするとスポッとはずれます。

外れたら、織ったポケットを、裏返します。

タコ糸が出ていますので、テキトウに横糸に結んで目立たないようにし、
余計なぶんは切ります。

ポシェットにするばあいは、チロリアンテープや、毛糸の くさりあみや、三つ編みしたものなどで、
紐をつけます。