1号は、記憶が鮮明で、いつまでもこだわるので、あまりに怖い話や、残酷な映像は見せたくないとおもう。
それが現実のもので、どうしても避けられないものならまだしも、
今1号がはまっているのは、「銭ゲバ」という、漫画が原作らしい怖いドラマである。
何かのきっかけで4話目を初めてみて、えらくお気に入りになった。
興奮して、夜中1時まで起きていた。
「あれは劇だからね」「真似しないでよ」
と言い聞かせるが、「はあい」というけどあてにならない。
以前だんなが見てた、ルーキーズという野球ドラマでも、
全体の筋はわからない様子だったけど、悪い言葉だけを記憶して「ちげ〜よ」などと、しっかり使うので、イヤだった。
とはいえ、自分から興味を示すものは、世界を広げてくれる貴重な機会とおもうので、見せてやれるなら見せたい。
銭ゲバは、土曜の夜9時からなので、「DVDにとっておくから寝なさい」と1をおい払い、録画しながら見ていたのだけど、
あらすじは、「人を信じず、自分のためなら ためらわずに邪魔者を殺す」というものである。
この主人公が、人前では従順で素朴な青年を装いつつ、
人を殺して埋めたり、人が見てないところで、フヒヒ、と笑うのが1には面白いのだそうだ。
パソコンゲームで遊んでるだんなに、
「これさ、、、
ちょっとあんまりひどいシーンが多いというか、、、
ハッピーエンドで終わるのかもしれないけど…
1には、見せると こだわったり、あこがれたりするから、
見せなくてもいいのかな?
こういうのって過保護かな?」
と聞いてみた。
「ふーん、そんなにひどいんなら、見せなくていいんじゃない?親はそのために居るんじゃないの?」
というので、そうかもね、と思った。
たとえば、人が1000人居たら、決定的に悪いことをしてしまう人は数人とおもうのだけども、
テレビを見てると、その数人のことを 繰り返すし、これでもかと詳しく言うので、世界の狭い1には、そのことが大多数だ「世の中はそういうものだ」とおもってしまわれそうに思う。
結局、1には、「あまりに残酷なシーンが多いので」と事情を説明し、あらすじは話すけど見せはしない、質問があったらしていいから
ということで伝えた。
「フーン、怖かったんだね、いいよそれで」
といっていたが。