理屈に合わない

1号は、本当に小さいころから、理屈に合わないものは、信じないのだった。

サンタさんも、鬼も、「それはありえないから」といって
まるで、しんじなかった。

「子供だましというけれど、だましても通じないもんなんだなあ」と思っていたけれど、3号は面白いほど信じ込む。

二号と、「なまはげ」の話をしていたら
(2号によると、なまはげというのは、屋外で 焼きそばのこてを両手に持って焼いてるものなんだそうな。学校のパソコンの授業の検索で知ったそうな。私は東北に行ったことがないので知らないけど、こてじゃなくて包丁じゃなかったですか?)

「うひひ、”わるいごはいねが〜〜”っていうのよねえ、
うちに来てくれたらいいのに。」

「わるいこなら いるよね」



それを、聞いてた3号は、
「おかあさん!なまはげにならないでええ〜〜」といってコタツにもぐりこんでしまった。



それを聞いた2号、

「3号って、そうよね、理屈は通じないのに迫力にはだまされるもんね。

理詰めで注意したときも、”だって!だってもん!”って言い返すよね。

だっての理由もなく、理屈は空っぽで 迫力だけで言い返してくるよね」




1号「俺は、鋭い目を持っているから、迫力にだまされないの。」


なんだかどっちも片手落ち。