いろんな人が3号に、
「もうすぐ、お兄ちゃんになるんだね!弟と妹、どっちがいい?」
とたずねてくれる。
以前は、3号は、「男の子がイイ」といっていたのだが、
産婦人科の先生いわく、4号は、どうも女の子らしい。
それで皆、おなかを触りながら、「四子よ〜」と名前で呼んでいる。
それで、
3号は、
「おなかの子は、女の子だよ。
だからぼくは、どっちがいいと聞かれても、
もう妹と、決まっているから、妹でいいんだ」
と答えている。
3号が生まれる前は、1号も2号も、妹が欲しかったらしく、
男の子みたいよ、といっても、
いつまでも、妹がいい・・・といっていたんだけど。
まあ どっちでもいいのだ。
本人の知ったこっちゃないし。
私は、女だけの姉妹に生まれてきて、いろんな人が無責任に、
「次は男の子だといいわね」「あら、お父さん、かわいそうに」「男の子が良かったでしょうにね」
などというのが 本当に嫌いだったのだ。
まあただの挨拶だと重々わかってはいるし、
そりゃそう(親だって男の子が欲しかった)かも知れんけど、
聞かされる女のこのほうは、きくたんびに、自分が「いらん子」「残念な子」「がっかりな子」
と念押しされてるような気がしたものでね。
自分が女の子であることが無価値、みたいに思ってました。
なので3号が、本当は弟が欲しくても、
「もう女と決まってるからそれでいいんだ」といってくれたのはとてもうれしい。