相手の立場に立ちにくい(心の視力が弱い)2
いきなり、学校での出来事の質問をわたしにするということもあった。
「何で先生は怒ったの」というように。
「わたしはそのとき学校に居なかったから、
なぜ怒ったかわからないよ。
どういうことがあったかわかるように教えてよ」
という感じで何回も同じことがあった。
あと、自分が知ってることはもちろんおとなも知ってると思って、
いろんな人に、「一億かける一億」を聞いてきたりする。
「ドラえもんの道具のこと」を唐突に尋ねたり。
知ってる人もいるが知らないこともある、というのがわからなかったらしい。
「何月何日のA君の着てた服についてた動物の模様は何なの」といったこともある。
自分が思い出せるからといって 私も思い出せると思っている。
私は思い出せないことをいって聞かせ、
その動物の絵を描いてもらって推察するしかなかった。
こういうとき、「1号は、はるかなる場所に居るんだなあ」と思う。