二号、つまらないことを言うでない

法事があった。

1号に、ネクタイつきのカッターシャツを着せるために
説得するのは結構ややこしい。

最終的には、しぶしぶ、着てくれるんだけど、
衣服は 極力ゆるいのしか着ない彼 にとっては、
すごいいやなようで、「その代わりヌイグルミのウサギも お経に連れて行っていいか」という交換条件を出してくる。
(普段は、外出にぬいぐるみを持っていくことはないから、
最終的にはおいていくだろうと踏んで。↓)

「いいよ」

というと、着替えの間中 ヌイグルミを握り締めて 離さないので、着せにくい。

だんなが、「ちょっとそれ、着替えが終わるまでおいといてよ」といってとってしまう。
その隙に二号が奪ってしまう。

もともと、ヌイグルミに全然興味がない二号だけど、
人がもってると触りたいらしい、

それで揉め事になる。

「二号、それは触って欲しくないんだから、触らないで」と私がきつく言うのがまた二号には面白くない。

玄関で、大人がいない(と二号が思ってる、私は聞こえる場所にいた)
場面で、二号が1号に、

「おにいちゃん、男がウサギ好きなんておかしい!
誰もそんな人いないよ!」

ときっぱりといった。


最近、二号が1号に意地悪を言うな、、、とは思っていたけれど、

コレは聞き捨てならない。


「二号、つまらないこといわないで。
ミッフィーちゃんを書いたのは男の人よ。

男がウサギが好きで、何か悪いことある?」


私の剣幕とくやしさか、二号泣き出す。

1号はあわてて、「いいんだよ、オレ気にしない」というけど、

「コレは私と二号のはなしよ。

何が好きというのは自由で、男も女も関係ないでしょ。
あんただって、ボーイスカウトに入りたいとか、お相撲とってみたいって言ってるでしょ、
それを、「女の子だから駄目」って お母さん、言った?言ってもいいの?」


結局、1号はヌイグルミを部屋に戻して出かけた。