お産合宿


近所の人や、ようちえんなどで、よく、

「産院で一緒だったの!同じ日に産んだのよ!」
といって 仲がよいおやこ同士を見たことがある。

1号は 実家近くに帰って産まれたし、二号はアメリカでうまれたので、
「同じ産院で同じ日に産んだ同窓生」というのに、ぴんと来なかった。

今回、自宅近くで生んだので、意味がわかった。

プチ戦友、みたいな物ですね。

歩けるようになると、食堂で一緒にご飯を食べるようになり、、、

ひょこひょこ(か、そろそろ)歩きであつまってきて、パジャマ姿の、
青白い顔の集団(素顔で、さらに貧血のため)が出来る。


「どこかであったような、、、地元はこちら?
母親学級で会いませんでした?なに中学校出身?」


「何日に産んだんですか?」


と挨拶が始まって、、、

それぞれの つわり状況や、家族構成、出産の経過について詳しく語られ、、、
、、、、、、、干支を尋ねあう


「○○が痛くないですか??私、鎮痛剤もらおうかな、、、」
「眠れます?」「昨日睡眠薬もらったよ」「夜だけ赤ちゃん預かってもらえるよ」
「お乳、出てます?」「まだ、足りてない」
「上のお子さんはいくつ?」

など、共通の話題に事欠かない。

帝王切開グループは また別の小集団になっていたりする。


同じ日に 産んだ場合、
似た経過をたどり 同じような段階にいたりするので、「お乳が切れてるときは
○○クリーム塗ってる?」「搾乳機試した?」など、
さらに情報の交換に。

そのときそのときに真剣に悩んでたり痛がってるんだけれども、

もう動けない、、、あかんぼの世話なんて無理、と うなっていた当日から、

日、一日と余裕が出るし、新しい悩み痛みに移行していく。

それを一緒に味わってる人がいる ってことだったんですね。

お産合宿は、一週間弱で卒業。

それから 約一ヶ月間、ベビーと二人で、自宅にこもりっきりで
お乳修行へと移行します。

修行中に、ふと、「同じ日生まれのあの子も大きくなったかな、、、?」
と思い出したり。

スーパーやようちえんであったら、「まあ!まあ!」「大きくなって!」と言い合うでしょうね