アメリカにいたときに、二号が生まれた。
1号のようちえんのお母さんたちにも ずいぶん抱っこしてもらった。
「髪が生えてる」 といってめずらしがられた。
その中で、長いこと、赤ちゃんの顔を見つめて抱いてくれた人がいて、
「いいわね、あかちゃんって、かわいいわね」
といわれるので、
「あなたは 子ども好き、どうですか?もう一人」
と尋ねたら、
「うちはもう、二人いるもの。
わたしは手が二本しかないの。
こっちの手をオニイチャンが引っ張り、反対の手を妹が引っ張る毎日よ。
まあ二人ですごい喧嘩もするわ、
だから3人は無理!」
そうか〜あんなに子ども好きな人でも、
自分の手は二本だから二人って言うのね。
自分のもてるだけのものを大事にしてるのね。
と思った。
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まさか自分が3人もつとは思わなかったので
今でも どうやってるのか 自分でもわからない。
昨日の晩、ふと、この「手は二本」のことを思い出してみたら、
右側の手を二号が握り、
左側には1号がいた。
3号は?
腹の上にうつ伏せで寝ている。
!そうか、腹があったんだ。!
3号にお乳をやるときは、上のどちらかが足元にいて、
私の足を、
「右足子ちゃん」「左足子ちゃん」と言って触っている。
!そうか、足も二本あったんだった。!