1号が行ける病院の条件


皮膚科めぐりをしている。

1号は、ウィルス性のいぼ、おち×××がかゆくなってただれる、みずむし、、、

と、何でもござれの病気もち。

私たちには移ってなくて、でも、1号が疲れた頃に 全種そろって発症します。


しかし、あるところでは、水虫検査のために皮膚をはがされ、

あるところでは、いぼ除去のために液体窒素をかけられ、

その場では あわてず騒がず がまんしてるのだけど、

病院でたら 眼はウルウル、顔面蒼白で、「オレはあそこの病院はもう、駄目だ」
と宣言し、それ以来 絶対にいけなくなる。


1号は、挨拶などは割としゃべるし、背が大きいので年齢以上に見られて、

見た目の年齢の半分の中身なのに、きつい治療をされてしまう。

おまけに、「怖いんです」というと、叱られる。

治療法としては きっと最善の判断をしてもらってのことなんだと思うのですが。

なので、受付で、メモを手渡すようにしている。
(口で言うと、先生まで伝わらなかったり、1号に聞こえてしまうので)

「この子は軽い自閉症があります。
暴れることはないのですが、治療や器具を 非常に怖がります。
出来れば、本人に向かって、器具や用途を、簡単に説明をしながら 治療していただけませんか。
そのほうが、双方にとって よいと思います。
お手数ですが 宜しくお願いします」

と かいといて、私が通訳について、

だいたい、これで、歯科、耳鼻科、小児科、ではご理解いただいて、
自分から「○せんせいのとこに行く」というほどいい先生が見つかったのですが。

皮膚科だけは駄目だった、、、

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ので、引越しする前のお医者さんに、電車に乗ってぞろぞろと行く。

引越しする前の皮膚科のお医者さん、ほんとに丁寧です。
しかもきれいな医院なのに、お客さんが少ない。
なぜだろう。

3号も応援要員で連れて行った。

「引越ししたけれど、子どもが「ここに絶対行く」というので、きました。
先生は、ひとつづつ、説明してから治療していただけるから 安心しています」

といったら、「お住まいは*ですね、遠いので、○先生のトコがいいですよ。」
といってくださったが、
私「そこは液体窒素で治療されたところで、怖がっていけないんです」

先生「液体窒素だとすぐ治るんですよ。うちにも置いています。
でも、子どもさんには痛いかもしれませんね。大人でもとても痛いんですよ。

塗り薬もあるんですが、2週間に一度 きてもらわなくてはいけなくなるんですよ。」

1号「オレは塗り薬です。二週間経ったらまた来ます」

先生、1号に「水虫の検査で、皮膚をちょっともらうよ」

1号「ひどくしないでください」

私「前のところで、皮膚をとられて、血が出たのが怖いみたいです」

先生「このピンセットで、こするだけだから、血は出ないよ、粉を取るだけ。前もやったよ」

1号「じゃあいいです。僕の赤ちゃんです。かわいいでしょう?かわいいと思いませんか?」

先生「かわいいね。君たちは年が離れてるから、喧嘩しないんだね。
僕の赤ちゃん、じゃなくて、僕の弟、でしょう?」

1号「僕の妹とは喧嘩します、でも弟とはしません。」

通じにくい1号のはなしにも 軽く相槌を打ちながら見てくださった。

3箇所全部見てもらって10分程度。

患者さんが少ないとこだから、ゆっくり見てもらえるのかもしれないけど、
一言付け加えてもらえるだけで、治療がやりやすくなるのに、

結局そのほうが双方にいいのに、と思うけれど
なかなかそうしてもらえるところは少ない。