「景気は 10年周期くらいで循環する」
と聞いたのは、中学か高校の社会の時間でしたっけ。
バブルがはじけたというのが確か、私が大学生のときです。
先輩から聞いていた就職活動と、ぜんぜん違うものでした。
「カンタンに何社も内定をくれて、断るのが大変。
うちに来てくれ、と、引き回されて旅行や観光をさせられるよ、」と。
ところが、ふたを開けてみると、行きたい会社が「当分、新規採用予定なし。」
なので、せっかく勤め口が見つかったのだから長く続けたい、辞めるときは、次の就職口を見つけてから、というのが私たちの世代だと思います。
上の世代の先輩が、次を決めずに、あっさり会社を辞めるのを、(大丈夫かな)と思ってみてました。
10年経ったらまたよくなるのかなと思いましたが、もう少し長かったでしょうか。
まあ就職活動はおいといて、私はバブルの雰囲気というのが嫌いです。
こんな高額商品が売れてる、とか、金ぴかの悪趣味なものが出てきたり、クリスマスにはこんなリッチに、というような、ヘンな浪費をあおったりする「景気のよさ」がイヤ。
どうせ景気は循環するのだから、いいときにはいい波に乗って楽しむのがよいのかもしれませんが。
私たちよりしたの学年は、
まじめで成績も良く、でも正社員としての就職先がなくて、
よく働くのに 10年以上同じところにいて、
立場が アルバイトや派遣のまま、という人がいます。
その人たちを飛び越して、今年の就職活動が「楽勝で売り手市場」
というのにうんざりします。