先日読んでた本
高校教師をしていたある女性が
死んだ教え子から膨大な日記を受け取る
もう25年もあっていないのになぜ?
というストーリーだったんだけど
(興味のある方は、タイトル「僕はここにいる」エリザベス ストーン)
死んだ教え子の日記にはとても共感できるのに
なぜか著者に共感できない
なぜだろう
(著者は、一人で旅行する教え子に対し、「一緒に旅行する人が居なくてかわいそう」、「友達は居ないの?」みたいな事をちらほら書いている。
えっ、旅行はひとりで行くもんじゃないのかな?)
と思っていたら
「教え子は、一人が基本の 鳥タイプ なんだな。
自分(筆者)は、誰かがいつもそばに居てほしい セイウチタイプ だけど」
みたいなくだりがある。
あ〜あ!そうなんだ。
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私も、基本は 自分一人だと思っている。
人と関わるのは、いい勉強になるけど、ずっとはムリ、息苦しすぎる。
一人率80パーセントでいい。
それをなぜ、「一人はかわいそう」とか、「友達早く作りなさいよ(=義母)」とか、いわれるんだろう?いい人が居たら好きになるし、一緒に居ると疲れる人たちと「一人がいやだから」「友達がほしいから」という理由で付き合うのは、私はムリだ。
「友達」も、こちらが 相手を好きであれば 相手はどう思っていてもよくて、
相手の気持ちを確かめるということはない。
私が好ましく思ってる人は少数居るけど、何年もあっていないし、筆まめでもないので、連絡も取らないことが多い。
相手は、私が好意を持ってることも知らないだろう。
それでいいと思う。
ずっと前、大学を出るとき、入社試験の面接で、
「あなた、友達、居ないでしょ」
と面接のおじさんに言われた。
またこの手の質問か、と思ったけど、
「そうですね。
友達は少ないと思います。
でも、とてもいい友達に恵まれたと思います。」
と言い返した。
今でも本当にそう思う。
何年もあってなくても、私の中では勝手に友達。(ちょっと怖い?)
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とにかく、人をタイプわけというのもどうかと思うけど、
一人が前提の人と、
いつも一人ではないことが前提の人が居るんだな、
というのはよくわかった。
うちの家族では、
だんなと二号と3号が、いつも人が居ないとさびしいタイプ、
私と1号は 一人で居たほうが楽なタイプ
なんだなー。
二号に、基本は一人よ、と私はよく言い放って、涙ぐませてしまうんだけど、
私が義母から「友達作りなさい」「まだ友達できないの」と強要されて厭な様に、
二号に「一人で!」「ひとり!」と強要しないように気をつけなくっちゃ。
そりゃ、前提が違うんだから、話が合わないわけよね。
因みに、インターネットで見かける書き込みは、一人タイプの意見が多いように思う。
一人タイプが つどっている。と思います。
だから、実生活上での多数意見と、
ネット上で見かける意見が
微妙に違うんだなあ
とわたしは思う。