長い 愛情

先日、なんでも鑑定団?=家にあるものの価値を鑑定してくれる番組


なんとなく見ていた。


たいてい、退職金をはたいて1200万円で買った品(本人は 「自分で勉強してみたら同じものが図録に載っていたから」、○○博物館の所蔵品だったもの=国宝級
と思ったりしている)が

実は模造品=5万円、みたいな事が多い。



今回のは 品のよい年配のご婦人が

「34年前に亡くなった主人の大事にしていた置物」

をもって現れた。

当時の二万円くらい、とても高かったが 主人がどうしてもといって
ムリして買った、と。



結局それは、200万円で「とてもいいお品です」ということだった。

それを聞いたご婦人が

「よかったです、主人は見る目があったという事ですね…」

といって目を真っ赤にされている。




だんながそれを見て

「だんなさんが亡くなって34年も経つのに、
この奥さんは 今でも「だんなの目が確かだったのが嬉しい」って
そういう思いを持ってるって驚き…ちょっと感動するな」

といった。


うん、

私もそう思う。

亡くなった相手のことを、思いやれるなんで、すごいと思う。