おさいふ

3号が、「おれも あるばいとばいがほしい!」というので、そろそろ手伝いを頼める時期かもしれない。
2号も、年少の3歳からやってたっけ。
1号もその時期なので、8歳からアルバイトやったのかな。

3号に、「何で?アルバイトバイのお金でどうすると」ときくと
「だがしやさんで、おかしをかいたい」

「じゃ、牛乳パックきりしてね。それから、玄関の、靴そろえ」

「はい」

「じゃ、おさいふもっておいで、お財布、持ってたっけ?」


3号は、以前お下がりでもらった、トーマスのウェストポーチを持ってくる。これまで使わずにおもちゃ箱に眠っていたものだ。

ああ、2号が、お財布をウェストポーチに入れて、そこからお金を 出し入れしてるのを見てたっけなあ

それで、お金があると、好きなものが買えて、お財布というのはお金を入れるもの、というのを、誰も教えてないのに、3歳というのは、もう、しってるんだな。。。


1号には、「青くて、紐がついてて、四角いものとって」「これ、お財布だよ」、「お金を、こうやって入れて」、「こうやって、閉めるんだよ」、「閉めないとお金が飛び散るからね」、「こうやって首にかけて」「お手伝いをしたらお金を上げる」
(また、お手伝いの手順を いっこいっこ、逆転再生して教える。
逆転再生=最後の段階を一個だけやらせてほめ、それがしばらくできたら、いっこ前の段階をさせる。
たとえば、一緒にごみ置き場に行って、ごみを置くだけをさせる、次は、ドアの開けてごみを置き、閉めるとこまで自分でしてもらう。
お風呂掃除なら、最後のシャワーで泡を流して 栓を閉めるとこだけから始まる。
みたいに)

「お金というのはね」「買い物に行こう、お金の入ったお財布持っておいで」というのを

本当に1個づつ、教えて、たまに失敗してお金をばら撒いて、
一回でも失敗すると 後絶対しなくなるから、失敗しないように準備して、できたら すかさず そのことだけをさりげなくほめて(大げさにほめるのを彼は嫌う)

なんか、遠くに見える小さな光を目指して、断崖の細い道を歩く、たまに足を滑らす、

みたいな事をずっとやってきて、
「それがこどもってものらしい」と染み付いているので、


教える前に何でも承知してる2号3号、
失敗してもけろっとしてすぐ忘れる子達のことを、逆にいつまでも驚いてしまう。