あるところで、文字を書くロボットというのを見た。
ふ〜〜んと眺めていたんだけど
「あっ!」と
文字を書くロボットは、
「書き順は正規の書き順じゃない」のだ。
そして その書き順が1号の書くのとまるで同じ筆順!
日本の文字はたぶん、左から右へ、上から下へと教えられる。
たとえば、口という文字は、3画で書くように教えられるが、
1号はそれを頑として受け入れず、一筆書きで四角を書くのだった。
なので、ありえない動き方で筆を運ぶ。
ずいぶん注意される先生もいらしたけど、
「もう、書ければいいよ、ひとに読めれば筆順はいいよ」ということで、私は認めてきたんだけど、
たぶん、出来上がりが同じ形になるのなら、最も効率的に筆を動かす、
という考えの下で1号は文字を書いているし、
ロボットに文字書かせる人もそうプログラムしたはずなのだ。
なぜ筆順が独自なのに、その独自の書き方がいつも同じ(手当たりしだいにいつも変わるわけではない)なのだろう、
と思っていたのだけど、そこにある答えは「効率」だった。