ちょっと用事が在り役所に行った。
待ってる間に カウンター下をふと見たら、
そこに、読書週間のポスターなどと一緒に、
数年前の 原子力.放射能の啓発ポスターがはってあった。http://www.atomin.go.jp/support/h_21/p07_poster/about.html
子供が描いたものの受賞作品らしい。
地球上では花々が咲き乱れ、人々はニコニコ、
地球の断面の深いところに放射性物質のマークがついた
牛乳缶みたいなものがZZZと眠ってる図。
「安全な地層処分で 何万年も保存できる技術があり」
「CO2を出さない、環境に負担が小さい」
「限りある資源を有効に使う原子力発電」
※〜ということを、習ったので
皆さんにも、このポスターで伝えられたら良いなと思います。
という「受賞者の言葉」もある。
もちろんこのお子さんが悪いという気はさらさらない。
うちの子も、工場見学にいったら猛烈に そこの商品のファンになる。
工場だってもちろんいいとこしか言わないので、
信者みたいになって帰ってくる。(工場見学は楽しいし有意義なのでさせてもらえるのはありがたい)
小学校くらいまでの子供は、教えられることは本当のことだと信じて疑わないのである。
たぶん。
だから、子供が悪いんじゃなくて、ある物事の、
いい面だけを言うこと
が恐ろしいと思う。
啓発かあ。
原発の学習館を見に行った(原発のすぐそばにある 一般の人が見れる、科学館のような体裁の館。わざわざ行ったわけではなく、何かの旅行のコースに入ってた。)ことがあるけど、
原子力発電の仕組みの模型や、
世界のほかの国々もじょじょに原子力発電に大きな比重をむけるようになりつつあること、
安全です大丈夫ですということは かいてあった。
そういうのを見て、地元の人たちや、子供たちが、
「啓発」されてきたんだろうなあと思う。
この地震が「1000年に一度の地震」であり、想定外で、
実際の津波の想定が 過去数十年前のデータから(場所に違いはあれ)4mほどの高さに設定されてたのに、
何「万」年先までの地層処分の安全性を啓発できたのは
なぜだろう。
今年も、子供が夏休み前に持って帰ってくる、課題ポスターの一覧に、
応募作品はどんなのが集まるんだろう。
下は、外国で出された放射能拡散の 予報図(実際はわかりません)。
天気予報に、ここ数年花粉飛散情報が出されるようになったように、
放射能予報を見るようになろうとは。