「部分」から「全体」へ

1号は長いこと、「部分」にこだわり、全体が見れない子だった。

テレビも絵本も、長くは見れず、聞けず、

自分が見たその中で 1シーンだけを記憶して いつまでもこだわるのだった。

(笑うタイミングも、自分独自なので他の人とぜんぜん合わない)


こだわるシーンも、失敗のシーンや、意地の悪い言葉、乱暴など、悪いトコばっかり・・・

それを最も悪いタイミングで(現実で)再現するので、
気まずくてしょうがない・・・


仕方なく、ワイドショーも、戦隊ものも、アンパンマンも、推理ドラマも、クレヨンしんちゃんも、どれも見せないようにしていた。


それが先日、4歳の3号と一緒に、トーマスの映画版(約1時間のもの)
を、みた。1号はたまたま一緒に見たんだけど、

やっぱり、皮肉っぽい言葉やら、意地悪い機関車やらが出てくるので、

(あ〜また・・・変な部分にだけ、こだわるんだろうなあ)

と思っていたら


「僕はまじめなんでトーマスみたいね。

3号は小さいのであの機関車ね。

俺に去年意地悪した人は、あの意地悪い機関車に似てるね。

意地悪いのはみんな相手しなくなったね。」

といいつつ、

全体の話にもついていけてるようだった。

笑うタイミングも、3号と同じところ(作った人の意図と同じようなトコで笑う)

最後は、

「意地悪とか皮肉とか、いやなシーンもあったけど、
結局は、面白かった!感動したよね!」

と、ごくごく普通の反応をした。


長くかかるけど、ちょこっとづつ成長していくんですね