水路に落ちて抜けなくなった話

朝から土砂降りでした

 

今日は早目に出て

遠回りして安全な道で行こうーと思いつつ、

いつもの癖で山道の方に出ちゃった。

 

湧き水がいっぱい流れてるから危ないなあ〜でも滑るのはほんの3mくらいだから

抜けちゃお〜

戻るのめんどい…

 

と思った次の瞬間

 

自転車ごと滑って

自分が吹っ飛び

用水路に顔から突っ込んでしまったようです。

 

うつ伏せらしく…

自分ではどうなってるかわかりません。

 

起き上がりたくても、

肩も腰もガッツリはまり込んだようで抜けません。

頭や体の上をゴボゴボ水が流れています

結構な量…

頭がはまり込んでて動かせん

 

 

 

今いき吸い込んだら水が肺に入るんだろうな!

死ぬんだな!

 

 

普段から、増水した用水路に落ちて死ぬ

ってどういう状況なの?

 

って思ってたけど…こういうこと!

ものすごく怖い

 

これは2号に早く言いたい!が言うすべが無いんだな

みんなとバイバイかあ〜

 

2はきっと「水が嫌いなお母さんが水で死ぬとは」

っていうわ!

きっという。

 

 

いやいや今日は週で一番仕事が立て込む日よ?

こんなとこでしんどられんし遅れたら店長さん怒るかも。

 

と思って

 

顔をジリジリちょっとずらしたら

息継ぎみたいに吸えたのですが、

 

 

頭と肩が抜けない…

起き上がれん

 

誰か引っ張り上げて…

 

でも田舎すぎて

ここ誰も通らん

 

なんで抜けないんだろう。

うつ伏せなので見えない。

どうも、

自転車が自分の上に乗ってハマってるみたい

 

自転車を膝から下の動く部位で蹴って

 

 

顔の向きを少しづつ変えながら

どうにかこうにか抜け出しました。

(自分でも詳細がわからん。もがいて抜けたってことしか)

 

自転車もチェーンが外れてるけど無事

バッグも携帯も無事

でも眼鏡はない…いいけど

 

 

全身ずぶ濡れ

 

え、これどうするん

 

でも9時につかなきゃ!

 

と思い携帯を見たらまだ8時45分。

戻ったら間に合わない…

 

何十分にも感じたけど、ほんの数分浸かってただけみたい。

 

 

と思い

チェーンをはめ直して

数分遅れでバイト先についた。

パートさんが「いつも私より早くこられてるのに

見えないからラインしちゃいましたよー」

 

用水路に落ちてとは言いたくないので、

 

自転車で転びました〜といったら店長さんがタオルをくれたんだけど

パートさんが

 

「顎から血出てますよ…」

 

店長さんも、

「ずぶ濡れだから…とにかく一旦帰りましょうか」

といってくれたので帰宅

ものすごく嫌な気分だったのに、

昨日の残りのお風呂に入ったら

 

 

不注意でほぼほぼ死にかけたことに、

ショックを受けてたが

お風呂のお陰で

気分がすっかり良くなった。

 

上がって携帯を見ても

今日はもう来なくていいですよー的なラインもなさそうだったし

仕事しに行くか〜

 

傷や打ち身が見えないように

長ズボンをはいて、可愛い靴にする。

 

 

2号に「ゴメン送ってくれる?」と言って

車にのせてって貰った

 

 

職場についたらみなさん暖かく迎えてくれて、

「遅刻してもいいから

雨のときは、あるきできてくださいね!」と

 

社長の奥さんが

今日はお誕生日なの〜銀行からおめでとうって書いてあるボックスティッシュもらっちゃった〜

と喜んでいてカワイイ

 

「おめでとうございます!」

ああ

ここに戻れておめでとうが言えて本当に良かった!

死んでたら社長の奥さんの誕生日をパートの命日にしちゃうところだった。

 

店長さんが「え、ぼくも先月誕生日だったけどー

ボックスティッシュなかったけど〜なんでー」といっている

 

無事作業も終わり。

 

給料明細頂いて帰宅。

 

 

帰るときは

晴れてたのでハマった水路を確認しに行った。巾30cmくらいに見えるのよね…どうやってハマったんだろう

 

 

 

いま4に話したら

 

「全身ズタボロやん

整形外科病院がいいよ

特に顔、すごい色してるよ!折れてるよ多分、行きなよ〜」

 

数日間は、ほんとに全身痛くてよぼっヨボだし、髪の毛から藻が出てきたのがタオルについり、

目の周りや耳のなか、はなをかんだときなどに、藻の欠片や、水草っぽいのや…何かわからないゴミがつく…

 

2が「怖っそれ怖いわ」

 

私「水は飲んでないと思うけど…ぇ、えきのこっくす…」

2が「エキノコックスは北海道よ。ここは無いよ。しかし何が肺に入ったかわからんね…」