こどもが、わたしの通訳つきの言葉しか、理解できない状態 が長かったので、
逆にわたしのほうが、「彼は集団から何も学ばない」「彼に影響できるのは自分だけ」
と思い込んでいた。
「それは違う」とはっきり言ってくれた人がいて、
その人自身がそうではないことをはっきり見せてくれたので、
私はとてもとても楽になった。
彼女の存在をありがたく思う。感謝してもし切れない。
彼の心に窓が開き、窓の数が増え、窓が大きくなっていく。
開閉も彼の意思でできる。
当たり前のことだけれど、
そこから彼の成長速度が速くなり、ますます面白くなっていったように思う。
所詮わたしはひとつの窓だった。