関係性が苦手

思い起こせば、1号が1歳か2才のとき。
だんなのお母さんにはなついており、おばあちゃんおばあちゃんとよんでいた。
ところが、わたしの母を「おばあちゃんよ」といって紹介したときに激しく怒った。
「おばあちゃんじゃない」と。
それでわたしの母のことは名前で呼んだ。
ちなみにわたしのことも一時期名前で呼んだ。

また、義母が、「夫婦間ではお父さんお母さんと呼び合うべき。」
といったときも、1号は、納得しなかった。
「mmさんのおとうさんはMM(わたしの父)さん。おとうさんのおかあさんはおばあちゃん。」と。

関係によって同じ人の呼び方が変わる のがいやだったみたい。

赤ちゃん向けの絵本に、「あか」と書いてあるのを見て、
「違う、バーミリオン(しゅいろっぽいあか)だ」といったりもした。

それが、7さいころ、今度は関係性に興味を持ち、
あっという間に、自分のひいおばあちゃんのいとこまで関係性と名前を覚えた。
それに、姻族関係まで絡めて、彼の頭の中に複雑な家系図ができたらしい。

もちろんわたしは知らないので、いろんな人に確認を取って覚えていたらしい。
ちょうど、そのころに 法事があり、1号はもてはやされた。

初めて会った子供が、「僕のひいおばあちゃんのだんなさんのお姉さんの、むすめさん、、」と、自分の名前や故人との関係まで知ってるのが面白かったらしい。
またその人が、違う人から見たら違う関係になるのも完璧に把握した。

つまり、自然には覚えにくいし、得意ではなさそうだが、
いったん興味がわけば、自分なりの方法で、覚えることはできるということ。