人生ってフクザツ。。。?

地域のお祭りがあった。

かんたんな輪投げゲームの出店があり、1号二号も並んだ。

おじさんと、小学校低学年くらいの女の子のふたりで、お店をやっていて。
専門の業者さんではないんじゃないかな?

輪投げの輪を5個もらって投げる。入った数で景品の種類が変わる。

助手の女の子は、淡々と、
小さい子だと輪投げの位置を前に動かして入れやすくしたり(ハンデをつけて)
してくれている。

去年は こんなハンデを、つけてなかったし、
運動能力的に、からきしな1号は、一個も入らず参加賞じゃなかったっけ。
並んで投げて いわれるがままに景品を受け取って。
ゲームの面白さとか くやしいとかもなかったような。


1号の番になると、女の子は、うんと前に いれやすくおいてくれた。

おじさんが、「この子は大きいよ(だからもっと後ろにしなさい)」

女の子は、「ここでいい。このこは特殊学級よ」

といった。気を遣う様な声でもなく、普通の調子で。

それでも、1号は、ラインを踏み越しながら(ああ、ライン踏んじゃダメっていい忘れた!),女の子は、「ライン踏んじゃダメよ、下がって」とこれまた普通に警告している。
1号は、入りやすい、近い場所にいくつも入れようとしたり、
(イヤ、一度入れた場所にはもう入れられないのだけど、、、。)
「同じところには入れないで」とまた警告。
(うっ、そういうのって、ほかの子がしてるの見て、わからないかなあ、、、わからないんだよね)
3個入れていた。そして さっさと、かわいい景品をもらっていた。(この部分だけはわかってるのね、、、)


わたしは、「特殊学級なんていわなくてもいいでしょ」とも感じなかったし、
(おじさんがきかなければ答えはしなかっただろう)

「ハンデがこんな前のほうにされて情けない」、とも、「おまけされてイヤだ」とも感じなくて、
また、逆に、「女の子が特別に優しい!感動!」という風にも感じなくて、

ただ、本当に、1号の能力どおりのライン(一年生よりちょっと手前、
4−5歳児と同じ、本当にそれくらいの運動能力なんです)に持ってきてくれたように感じて不思議だった。


大きい子、小さな子、ほとんどの子が、3個か4個入れれるような位置に、そのこはハンデをつけている。

1号に、「あの子同じクラスの子?1号のこと知ってるみたいよね」ときいても、
「おんなじクラスかどうかわからない、知らないこかな。」という。

なんかね、そういう場面を言葉に出来ない。
一緒にいただんなも、不愉快そうでもなく、
なんだかぽかんとしてる。

だって、子どもがした1分にもならないことについて、
わたしが 感想なり何なりを、なんともいえないでいる、


人生って、フクザツなような単純なような、

こどもっていったい何者?!

本当にわからないんだ。