算数の文章問題、2転3転

自閉症関連の本を読むと、
「数は扱える(計算式を解くことは出来る)子でも、
文章題となると苦手な(何を聞かれてるのか 意味がわからなくなる)子が多い」
という記述がありました。

1号も、これまでは、1万かける一万でも平気で答えるし、文章問題もなんとなくやっていた
(声に出して読んで貰うと、文章は切るところがヘンだったりで、
あまりすらすら読めてないので、勘でやってたんだと思う)のですが、

先日はつまづいたようで 私のところに持ってきました。

つまり こういう問題になると たちまちわからなくなるようです。

「りんごがいくつかありました。
9個食べたら、残りは37個でした。
さいしょに りんごはいくつありましたか」


図に描いてある、例題の説明があるけど 
1号にとっては、「何を聞かれてるのか」わからないようです。

「おかーさん、これは引き算なの?7−29=マイナスになるから違うか、
?29−7?
違うの?足し算なの?」といって、
勘で、出てくる数字を たしたり引いたりむやみにやっています。
できないとなると、本当に厭そうです。

「こういう問題が出来るために、これまで 計算の式を解いて練習してきたんだよ。
これ、できなくてもいいなら しなくていい。
イヤイヤやっても、できるようにはならないと思うから、、、。

出来ると便利だからしたいというなら、仕方を教える、
どっちにする」といったら、「する、、、」という。

10問くらいを、1時間くらいかかって、わかるようになったようです。

それも、問題を単純な数字と、見知った物事に変えるほうが理解が早そうでした。
(うちの家族は おとなと子供を合わせると、
7人です、おとなが3人います、子供は何人?という風に)

その後、夏休みの宿題をチェックしてたら、
過去には同じような問題のページが 全部 出来ているのを発見。
悩んだあともない。
なーんだ、お母さんお母さんって甘えたかっただけで ホントはわかってたのか、、、

「これ、すごいね、
(1号は わかってないのか)と思って、苦労して教えたつもりだったけど、
一人で出来てるじゃん、わかってたのに、しつこく教えてごめん」

といったら、


「ああ、それ。
前に、学校で(先生と)やったプリントと同じ問題だったから 答えを写した」


ああ、そうですか、、、。