「注意される」が地雷

1号は、体力が無く(多動になれるほどの体力がない)おとなしい。

おかげで、追いかけたり がっちりと捕まえておくような手間は無かった。

そこは 
ラクでした。

ただ、1号が、何かしたときに 私が注意すると 1号の気分がこじれて何時間も悪態をつく。
あるいは、つまづいて転んだときの悪態も尋常じゃないです。

「道路、壊れる、火をつける」「いまからこわす」「火事になって道路がなくなる」
と何時間もいい、

「転んだのは道路が悪い」というわけです。

これを、「違うよ、”転んだからひざがいたい、薬ぬって”、って言うんだよ」
と置き換えていきましたが、、、


私に向けられた悪態は、こっちも(わかっていても)
かあっとなったりしたものです。

この、1号が泣きながら私をののしる風景を見た人は
かなりびっくりしたり 動揺されるようです。


「お母さん死ぬ、(=死ねばいい、という意味らしい、本気かどうかはわかりません)
火葬場にいく、燃やす」

こっちが相手にしてもしなくても、

「それからお墓に行く、」とエンドレス。
一通り言って言う事がなくなると、

泣きながら「おかあさん死ぬ、、、」からを繰り返し繰り返し何時間も言いました。

「お母さん死んだら困るでしょ、ご飯誰が作るの」ととりなす人がいても、耳に入らないか、
「困らない、○さんの養子になるからいい。ご飯はおばあちゃんが作る。」と言い返します。


小1のとき、おばあちゃんの家に泊まりにいったときも 何かの拍子に、
一晩中悪態をいっていたそうです。(それから 怖がられて、預かってもらえなくなりました)


今は−−−それほどの悪態にはなりませんが、

それでも、ちょっとしたとき(たとえば、バスの中で前の人の座席をけったなど)に、「それ、やめてね。」と淡々と(感情をこめると1号には余計悪いようなので
がんばって、こちらも 無表情に抑える)注意しても、

「うんわかった。ごめんなさい。


、、、、でもキツネ兄ちゃんが来て、
お母さんに、”げじげじを頭に乗せてやる”って言ってるよ」


あるいは、「毒蛇がお母さんをかんだよ」「コブラがお母さんを締めごろしたよ」

という、ほかの(1号の空想上の登場人物などの)人に 
私に報復をさせて 自分の憂さを晴らす、

それがしつこくて、やめられなくなる状態になります。


こういう傾向も、だんだん薄くは、、、なってるのですが、

自分がいやな目にあったとき(あくまで彼からみて、そう思えるだけですが)
の爆発的な感情は なかなかコントロールできないようです。

もちろん二号も、注意すると むくれるか言い返すか が多いのですが、
1号のように異様な感じはしない(すぐ気分を立て直せるので)ようです。

今日も、あるお母さんが、自分のお子さんを(キケンなことをとめるために)
注意されてるのを見て、
1号の目つきが変わり、
「僕は忍者だ、やっつけてやる」などといって、お母さんに食って掛かっていました。

これを「やめて、ちょっとこっち来て」といった私に
何時間か「キツネ兄ちゃんが来て お母さんに、毒蛇をかけてやるって言ってる、、」と繰り返してました。

自分だけでなく、人が注意されるのもいやなんでしょうかね。

「あんたは悪い子だ」と言う風に人格を非難しないように注意を払ってるつもりだし、
「行動が間違ってるから、それをやめて欲しい」、といってるだけなのに、、、

「じゃあ、1号が間違ったときに、どうやって教えて欲しいの?」
と尋ねると、
口ごもって話題を摩り替えていく、、、。