私の兄弟のうち、半分は左利き。
（私は右利きですが、）
「矯正」されたり、
「みっともない」とか「躾が悪い」といわれてた兄弟を見るにつけ、
（なんで右の人は治されないのに、左だけ？)
（わざと左でやってるわけではないのに）と、気の毒に思っていました。
矯正された本人は、あるひとは、「両手使えて便利、直してもらって感謝」といっていましたし、習字も右利きの私よりうまくスポーツも万能。器用です。
ほかの ある人は、言われても言われても左になってしまい、
やや不器用で あまり自信がない感じ。
「何をしても、おかしい、ダメって言われて、、、左では出来るんだから ひだりでさせてやって。
右の人とぶつからないように席も 左端に、移れればいいし」といっていました。
私が 右手を怪我したときも、数日で治りましたが、その期間は、左でやるのは大変不便でしたが、
これは、右が使えないから 左でギクシャクやっただけで、
左利きの人は、左なら使えるのに なぜ右に直されるのか？
「両手使えたほうが便利」というなら、
そういう本人こそ、 右も左も同じように使えてるべきじゃないの？
道具も両手で使えるものであればもっと便利なのに？
なぜ 右の人はそのままで、左の人だけ治させるの？
と、不審でした。
そういう私の子どもも、一人は自然に右手を使い、一人は自然に左手を使います。
これは赤ちゃんのときからで、右にものをさしだしても、左に持ち替えていましたから、私は生まれつきだと思っています。
たしかに、左利きの人に じをおしえるとか、なにかをおしえるのは
難しい（私は、手をとって教えることが出来ない）です。
だから手をとっては教えず、見てもらって 自分なりにやらせてます。
幼稚園では、はさみが切れなくて泣いてくやしがっているらしい。
先生は、「無理には治しませんが、」とおっしゃった上で、
「でもやっぱり右でさせたほうが、、、」とおっしゃっていますが、
幼稚園の共同購入のはさみは左では切れません。
うちに たまたまあったはさみ（たぶん安物）は左でも切れるらしく、
工作のあった日は、自分だけ遅れるのがくやしいのか、
家で ジャクジャク切っています。
「なんで 幼稚園では、私のはさみだけ、切れないの」
といったときに、
「あんたは”左利き”なのよ。
右が得意な人のほうが多いから 右で持つと切れる道具になっているの。
あんたも、右でもつと、切れると思うけど、
新学期になったら”うちのはさみを持って行っていいかどうか”先生に聞こうね」
といっています。
