ひさしぶり!

二号と二人で(1号は留守番のほうがいい、ですと)、バスに乗っていたら、
小学校で一緒だった、卒業して中学生になっている、自閉症の子が一人で乗ってきた。

姿を見るのは、二年ぶりくらいです。

小学生のときから、ハンサムでしたが、黒目が大きい目はそのままに、
さらに すらっとなっており、
かっこよくなっています。

動作も 以前より、ずうっと落ち着いており、独り言や 体をゆするような動作もなく、
席は空いているのですが、つり革を持って すうっと立っています。

たぶんですが、ほかのお客さんには 彼に障害があるとはわからないでしょう。

小さい声で、「○○くんよね?久しぶりね、かっこよくなったね!」といったら、
「そうです。」

「私、憶えてないかな?1号のお母さんなんだけど。どこに行くの?」
「わかります。1号君のお母さん。ヨドバシカメラに行きます」と、やはり昨日まで会っていたかのようにいった。

バスを降りるときも、手帳を見せ、運賃を聞き、自分で両替をして、(その間、後に続く人に通路を譲ろうとまでしていた!)
あわてることもなく降りていった。そしてやっぱり振り返らない。

「がんばってね!またね!」といったら、
ちらっとだけ、まぶしい笑い顔を見せて さっさと歩き出した。

知的障害も軽いほうではないと聞いていたし、怒ったときの他傷などもあり
かなり難しい時期もあったと聞いていましたが、
たった二年で、あんな素敵な青年になるかなあ、、、

二号も、目をハートマークにして、
「あのお兄さん、誰、、、?
1号の友達なの?
どこに住んでるの?うちにも、遊びに来るかなあ?」といっていました。

1号に付き添って よく学校でみかけたころは、二号、あんたはオムツだったよ、、、