こだわりを取り上げる


1号、軽いらしいけど自閉性障害あり。

小学生だけど、近所に遊び友達がいるわけでもなく、
料理や家事を手伝ってくれたり、
部屋で ヌイグルミを並べたり、漢字辞典読んでる日々。


二号、幼稚園生、暗くなるまで、親がいなくても 一人で外で遊ぶ。
縄跳び、自転車、何でも来い。
初めて会った子とも すぐ友達になって一緒に遊んでくる。


1号は、お風呂で、ミニカーやボールを浮かせて遊ぶのがすき。



「お風呂に大きいミニカーを入れたい」と数日言い張っていた1号、
「あの車は駄目、みて?中に水が入ると取れない構造になってるから腐ってしまう」
と言い聞かせても、繰り返し同じ事を聞いてくる。

それを見ていただんなが、

「1号。もうお前、小学生よね。
もうそろそろ、水遊びは卒業しないかい。
その車はたしかに水が入ったら出てこない。
その車まではお風呂に入れていいよ。

その代わり、そのおもちゃが壊れるまでで、
お風呂で遊ぶのは卒業しなさい」

といった。

1号無表情で去る。

「ねえ、1号は やっぱり年齢よりも幼いし、
楽しみが狭いのよ。だからこだわってる。

二号みたいに何でも楽しめるわけじゃないから、、、

少ない楽しみを取り上げなくてもいいんじゃない?」
(↑取り上げるんなら、もっと別の楽しみを見つける手伝いでもしてあげたら?
そうじゃないとフェアじゃないと思う、
と いいたいけどいえない私)

といっても、だんなはあれでいい、という。



翌日、1号は、お風呂で遊ぶおもちゃを全部、袋ごと持ってきて、
「これもう卒業したから片付けていいよ」という。
無表情。
「じゃあ、倉庫に入れてきてね」といったら自分で片付けていた。


よかったのかよくなかったのか、わからない。