荷台に二号


自転車に乗れるようになってうれしい1号

補助輪をはずしたら乗れなくなった二号

これらを足し算すると

「1号が運転士、後ろに二号が乗る」

という形式が出来ました。

*********************

百歩譲って、二人乗りは許すとして、1号の自転車に、荷台、ないんですよ。

二号は、タイヤのガードの上に乗って、車輪の軸についた
ネジに足をかけている!

ひょええええ。

というわけで、自転車やさんに行って、荷台を取り付けてもらうことにした。


************************


1「僕、妹を後ろに載せるから台をつけにきました」

自転車やさん「警察に捕まるよ。二人乗りは法律で駄目ってなってるからだよ。」

自転車やさんは渋る。

そして、噛んで含めるように1号にいってくれた。



「君は何歳?」
「○さい。」
「いもうとは?何歳?何キロ?」
「5さい、キロはわかりません。」

「あのね、君が16歳以上なら、そして妹さんが5歳より小さければ、乗せられる。
そうじゃなければ、罰金5万円なんだよ。

あとね、この荷台には、こことここをネジで止めてるだけだから、15キロまでしか載せられないんだよ」

1「でも僕はどうしても、どうしても妹を乗せたいんです、、、ドライブみたいにしたいんです」

「今まではなんとなくそうする人も居たんだけど、
最近厳しくなったんだよ。

警察に、道で注意されたら、絶対、逃げては駄目だよ。
ちゃんと降りて、謝りなさいね。

どうしてそんな法律があるかというと、事故が多いからなんだ。
その法律が最近、厳しくなって、事故も減ってるんだよ。」

1「公園ではいいかしら」

荷物を載せますという名目で、荷台はつけてもらった。