駄々のこね方@3号


二号も、気に入らないことがあると、身を投げ出して泣いていましたっけ。
女優魂」と呼ばれて、まともに相手してませんでしたが。


3号も、身を投げてダダをこねます。

スーパーで買い物中に、(バナナを今すぐ食べたいのに むいてもらえない)というときなどです。

「レジで、ピーしてから もらおうね」と言い聞かせるのですが…

3は怒り、まず、ばん!と みを投げ出すので、後頭部が床に当たって、すごい音がして、人が振り返ります。

それを見つつ、床に大の字に倒れます。

(ほどほどに痛くないように、でも効果的な倒れ方を考えているようです)

それから わあああんとなきます。


もちろん、家でも要求が通らないと フローリングに倒れこむので、家族は、
「ああ、またやってるね。」「これで聞いてやったらわがままひどくなるし!」と
無視なのですが。


スーパーでは、「まあ!頭を打ったわ!」「かわいそうに」と、演出効果抜群のようです。
「これ、わざとやってるんです…」と言ってみると 
自分が鬼母のような錯覚があります。


はい、はい、と拾い上げて、ささっとレジを通過しますが、
支払う間もずうーーーっと泣いてます。


こんな駄々っ子、昔はいたけど、今は見ない。

なるべく、開店直後のすいてる時間に行きます。

きょうは、腰の曲がったおばあさんが、転がってる3を見て、
両手を広げて、


「わあ、わかるわ、わかるわ。

おばちゃんとこにおいで…(私に)こんなやって、泣くんだもんねえ。

いいんだよ…

ちょっと、おばちゃんが、だっこしたいねえ。おいで…」


3は、ぴたっと泣き止み、きょとーんとしつつも、人見知りして私にくっついてきました。