なぜか なかよい

そもそも、1と二は、喧嘩が絶えないわけではないけど、そりが合わない。

オタクこだわり少年1と、スポーツ生意気少女ニでは合わないのが当たり前かな。


それがなぜか、ここ2日くらい、親密に仲がよい。

1号が、自分の部屋が暑すぎて、扇風機のある二号の部屋に寝ると言い出したから。
マットレスも、低反発マットレスは、暑いらしい)


二号は寂しがりやなので、誰かが横に居ると本当に嬉しいらしい。

「お母さんと3は、僕の部屋に寝ていいから」

といって、二人で、いつまでも、ゴショゴショとしゃべっている。

ニ「オニイチャンの国語のノートはどんな模様?今、何冊目?」

1「俺はノートは持ってない(特殊学級は 個別のプリント学習が多いので)」

ニ「あらそう。給食の魚のフライ、美味しいよね」

1「俺は魚のフライは食べきらんよ。」

ニ「あのね、こういういじわるを言う人がいるの…」

1「名前はなんていう子?ニ、かわいそうに。」

ニ「まあ、気にしてないけど。たまぁ〜に、だし」


どっちも、相手の反応はどうでもいいらしく、意見は かみ合わないけど、会話のやり取りには なんとなくなっている。

なんだか楽しげ。

まあ数日でまたお互いが気に触る状態に戻るでしょうけど。