絶対評価?相対評価?個別対応?一緒に競争??

1号は軽いけれど自閉性障害がある。
知的障害手帳も持っている。
実年齢より幼い。

なので、極力、ほかの子と比べずに(客観的に見たいときは比較するが、本人に向かって 比べるようなことは 言わないように)してきたつもり。
ほかの子と比べてしまうと、ただの遅れた子、なーんにもできない子、としか言えなくなってしまうから。
「本人の過去と比べて、今が よくなってればよし」といい続けてきた。


ところが二号は、今のところ、非常に積極的意欲的で、知らない場所でもひとにも、すぐなじむ。やったことがないことも喜んでやる。
「へえ、そんなのできるの、すごいね」「そんなことさせて貰ったの、面白いやろうね」と言うのでは物足りないらしく、

「クラスで一番」とか、だれそれよりうまい、とか、お兄ちゃんよりすごい?とか、人と比べた評価をほしがる。

親としては、(今だけでも)できる子を持つというのは新鮮だし、あまり心配しなくていいのでラクなんだけど、
(何で、能力に恵まれてるのに そんなに ひとを蹴落としたいみたいに欲張る???)と いささかうんざり。

3をかわいいといえば、「じゃ私はかわいくないってことね」という。
私はそういう含みはもっていない。


2にも、いつもいつも、かわいいね、と言った上でも、

ほかの人をほめた時には、うらやむのだ。


「誰がそんなこと言った??何でそういうふうにいうの。いーっつも、人と張り合って うらやんでばっかりだったら
あんた自身の幸せはどこにあるのさ!いっつも不満なわけ??」と説教してしまう。


3人を同じ場所で 全部一緒に話を聞いてると、
1号の話も みんな2が「私も!!」さらってしまうので1は話せなくなる、なので、

「今は2号の時間」「これから1号の時間」と分けているのだが、毎回「二はもういっぱいしゃべったから、1の話を聞く時間ね」というと涙ぐむ。
3時間 二号とだけ しゃべった後でもそうなのだ。


私は個別個別、人と比べない、とやってるが、だんなは、それでは刺激や切磋琢磨が減るんだよ、おたがいにね、という。
だんなからみたら 二号は なんにでも喰らいついてくる、楽しみな存在なよう。


ようはバランスなんだと思うけど…出来るし頑張ってるのに最後は説教喰らう二号がかわいそうにも思えるが。