重い本数冊


記憶の中の一番美しい物 ☆4
なくなった愛する妻、生きているだんなさんと息子さん。
だんなさんに新しい彼女ができる。彼女もなくなった妻を愛している。
彼女との間に子供ができないことがきっかけで、彼の記憶とはまったく違う、妻が。愛する自分の息子は自分の子ではなかった??
という話。うーーーん すべてを受け入れてくれる彼女よりも妻を愛する男。愛って何なんだ?でもきっとそんなものなんだろうなとしか。



木を植えた人☆5
これは有名な本なんだと思いますが読んだのは初めて。
これは☆5でいいと思います。自分も木を植えたくなる一冊。



二つの永遠にいだかれて ローズマリー ケイ著 ☆4
23週で生まれた小さな(567g)赤ちゃんと、新生児救急医療の話。
これを書いたのは、実際にその経験をした女性で、フィクションということになっていますが、事実をベースにしているようです。
赤ちゃんは何でも感じているのかも、、、と思う瞬間があるのですが、赤ちゃん側から見た書き方になっていて。看護婦さんはすごいな…と思ったのでした。羊水もすごいなっと。



14歳のX計画 ☆4−5 ジム シェパード著
ちょっとしたヤングアダルト向け読み物かと思っていたらそうではなく…これも重い本だった、、、。
アメリカなどで、10代の子が学校で銃乱射…という事件が何度もあったけど、それを、「起こす側からの視線で」描いた本。何かを解説したり批評したりではない本。起こした本人が本を書いたわけではないけど、かなり心に沿ったものなのではないか、、、と思う。(自分も つまらない、ひとにたいして攻撃的な思春期というか、学校生活を送ったので、なんだか人事でない感じがする)
「なんで、ほかの子と同じじゃないのかしら」「○才って、こういう風なはずよね、なのにこの子は」
と、子供のときに 親や先生から言われるのは絶望的にいやだったのに、親になると、子供に、そう思ってしまう自分がいて、反省。
子供そのものを、よく見なければいけないなあと思う。でも、子供のほうも、助けて!という気持ちがありつつも、ほおって置いてほしい時期でもあって、、、「そういう時期はきっと終わるから」「終わるまで、どうか、生き延びて」と思うしかないのかな?読んでいて非常につらい本。だれにも、どうにもできないのが。

でも、読まずにいたより、読んだほうがよかったと思う。



ゴッホは欺く ジェフリーアーチャー ☆3
楽しめる読み物でした。