「35をすぎたら、肉より豆腐がよくなるよ」
と聞いたのがおよそ10年前。
(肉より豆腐がいいなんてどんな冗談だ、ありえん。)
と思っていたが
ここ最近、「まったくそうだ」と思う。いや、肉もおいしいんですがね。
イタリアンとか中華のこってりよりも和食が食べたい。
和食の、こりすぎてない(温泉宿で出てくる、何かの飾り切りとか、寒天寄せ?あんなふうなのじゃなくていい)
普通の材料で、でもおいしく作ってあるものがいい。
というものは いったい、どこで作り方を覚えればいいのか?
自分がおいしいものを食べて蓄積していないと、作るのは無理なんじゃないかと思う。
親類のおばたちの作ったものは、ほんとにどれもおいしかった。
あれを自分も作れたらいいのに。
というわけで、今度から、おいしいものを食べさせてもらったら、
ただおいしいおいしいと食べるんじゃなく、食べた感じやら、作り方を書いてこようと思う。
ここ数年は、近くの小料理屋とか定食屋で、優しいおばさんたちが作ってくれるものを食べに行っている。
焼きナスにだしが含ませてあって、とろろがかかっていたり、
わかめがさっと茹でてあるのに、シーチキンと、梅酢の風味がしたり
干したぜんまいやら干したたけのこの いりこで炒め煮してあるだろうとおもわれるものとか。
酢の物とか、、、辛し和えとか、、、
かぼちゃの煮物…
魚のから揚げだけど衣に七味が混ぜてあったり
何で、同じものを作るのに、味が同じにできないんだろう、悔しい。
たぶん私ががさつなせいで、がさつな味になるのだ。
近所に、同好の士がいたら、誘い合わせて小料理屋さんで昼定食を食べに行きたいが、誘っていいものかどうか。
そういう店は お客さんの年齢層が高く、自分と同じくらいの人を見ない。値段は高くない(刺身とか、手造りのおかずが色々ついていて、600円から850円くらいまで。)のに…
年々、そういうお店も移転などで減ったりしている。