本「ビルマの竪琴」など

ビルマの竪琴


昔親たちが、この映画を見ており、オレンジ色の衣と、画面から盛んに「水島」「みずしま!」という音が聞こえたのと、親たちが涙ぐんでいたのを思い出す。

いったい水島は何者だったのだろうと思って読んでみた。

児童むけにかかれたフィクションらしいが、
うちの児童たちにはまったくわからないほど難しい文章(内容も)だろうなあ。

ただ、大人には読みやすくて、なるほどこれが「水島!」だったのかと思った。フィクションだけれど戦後まもなく書かれたようで、
「戦争から帰ってきた人たちをよく駅などで見かけることでしょうが」などと書いてあって、書いた人もビルマに行ったことがないままに書いたらしい。そういう時代のにおいがうかがえたところが興味深い。


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「永遠の0(ゼロ)」

フィクション。これも戦争の話が現代風になってて、
若者にも戦争を身近に感じやすそうな、
読みやすい感じでした。読んでるときは かなりはまり込みます。
でも、なんだかプロデュース的なものを強く感じてしまう。。。
作りすぎというか。
ここを入り口にして、もっと史実的なものを読んでみたくなる意味ではいいと思います。私は歴史が苦手ですが そういう者でも読めるので。

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「泰造 みてますか」

これは1970年代のベトナムカンボジアに行って写真を撮ったカメラマン一ノ瀬泰造というひとの話。
これも小さい頃から聞いていたので、どんな話だったかなと読んだ。

これはフィクションじゃなく、お母さんが書かれたもの。


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子供の頃の断片が、「そうだったのか!」と思えるのは大人になってよかったことです。