4号のしあわせ

4号は まだ生まれてないんだけど

わたしが、「かゆい〜〜」とおなかの皮膚を引っかいたりしてると

2号が「おなかちゃ〜〜ん!」とやってきて

頂き物のマッサージオイルを塗ってくれる。

「あと1ヶ月しかこのおなかを見られないのはさびしい。かわいいおなかちゃん」といっている。

(わたしのおなかの皮膚は、引っかき傷やら、妊娠線やら、あせもなどができていて、
まあ かわいいとか、きれい「ではない」ものなんですが、構わないらしい)


それを見た3号が「僕も塗る〜」といって一緒に塗ってくれる。


寝るときには、3号は、四号に向かって「うたってあげる、なにがいい?」と、リクエストを聞いて歌っている。

「たなばたのうた」
「七夕の歌の英語(=”きらきら星”のことらしい)」

などを歌ってやっている。

「4号から見たら、僕は巨大に見えるかな?」と期待してるようでもある。(現在一番のちびっ子、赤ちゃん扱いされている現状、というのがいやだそうです)

「4号の次が生まれたら・・・」というので、「つぎはないから・・・ 」
と答えておく。


1号は、毎日毎晩、「たのしみねえ」「四号や、大きくなるんだよ〜」「早く生まれておいでね」「4号がちやほやされて、3号が すねるのを俺は期待してるんだ。3号が俺に もっと、よって来るだろうからね」といったりしている。

生まれる前に こんなにかわいがられて 幸せだなあと思う。
(生まれた後に うるさがられたり、うっとおしがられたりするだろうことは 想定済みだけれども)

わたしは暑いし、重いし、もう充分大きくなってる模様(検診でおおよその体重がわかるようで)なので、
早く生まれていいよ、と思うんだけど、

「ま、出てきたら怒られたりもするんだから、

おなかに居るときが 一番幸せだろうよ、もうちょっと入れといてやりよ」

と だんなは言っている。