1号とだけ ゆっくり話す機会が数日あった。
(二号3号は学校)
そのとき、話の流れで、
発達障害、コミュニケーションが難しい自閉症というものがある、
そういう話になってしまった。
時間もたくさんあったし、ゆっくり話せたと思う。
「で、1号は、自閉症という言葉を知ってる?どう思う?」
ときいたら
「ふ〜ん、
そうなんだ〜という感じ。
俺が自閉症だといわれても、特になんとも思わない。
いやでもないし・・・
それが自分の形なんだな、と思うけど・・・
でも俺、言葉は得意よ?難しい言葉も好きだし」
言葉が得意でも、そのことと、コミュニケーションは別物なのだ。
たとえば四号は、言葉はまったくしゃべれないけど、こちらの目をじっと見て、目が会えば笑うし、
笑う相手を見て笑う。(まねが出来る)
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昨日、3号が、「幼稚園でお友達に追いかけられた!」という話を一生懸命していて、
私が「なぜ?」
3号「お芋を焼いた湯気に僕が驚いて、わ〜って言ったから、○くんが怒ってぼくを追いかけたと!」
1号「3号!!それは違う!それは湯気じゃなくて煙だよ!
湯気って言うのは水蒸気で、煙って言うのは物が焼けたときに出るすすと。。。」←以下、この講義が5分くらい続く
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というのを例にとって
今大きな流れなのは、
「追いかけられた」「それはなぜ」というとこがポイントで、
湯気か煙かというのはぜんぜんどうでもいい(間違っていてもかまわない)
でも1号にとっては、湯気の話なんだよね・・・
それがコミュニケーションの弱さなんだよ・・・言葉がわかっても、話についていけないのはそのせいだよ・・・
と話した。
言葉を知ってるからといって、コミュニケーションが良好なわけではないと思う、
ということを伝えた。
ただ・・・
それでも1号は成長はしていて、
四号を抱っこしている私が
「1号、そっちに、座布団、あまってる?」
と聞いたら、
「うん、どうぞ」
といって、四号のしたに敷いてくれたのだった。
これだけでも、ずいぶん、成長してるといえる。
以前だったら、座布団がなんであるか(四角で、赤くて、ふわっとした、敷物のことだよ) から説明しなくてはいけなかったし
ほんの最近まで、「うん、あまってるよ。」
だけだったのだ。
だから「じゃ、その座布団、私にくれる?」
「うん、くれる(←言葉の向きが逆)」
というやり取りが必要だった。
その座布団を私がどうして必要なのか?
どうしてやればいいのか?
そういうのは予測できない子だったので、
遅いながらも、改善はしていくのだろう。