3号に、気候のいいときに予防接種をさせようと 病院に行った。
よちよち歩きの女の子が、
「あーたん、あったん」
といって3号によってくる。
3号がゾンビで、人の足首をつかんで倒すので、
よちよちさんは怖がるだろうと思って抱き上げたら、
ヨチヨチさんのほうが、わあっと泣いた。
「ごめんなさい、遊びたかったみたい」とお母さん。
「アラ、うちの子、足首つかむゾンビですけど 大丈夫かな」と3号を床におろすと、
「あったん、あーったん」
と二人で遊んでいる。
「赤ちゃんって言ってるのかなあー。(お母さんに)1歳半くらいですか?」
「いいえ、お盆頃から歩き出しちゃったんだけど、10ヶ月です。」
あらら、よくきいたら、1ヶ月しか違わない。
のに、「自分はお姉さん」で3号に「赤ちゃん」と言うのがおかしかった。
ついて来なさいよ、みたいな身振りをし、3号がついていく。
赤ちゃんにも「友好」とか「社会」みたいなものがあるんだなあ。