聞かない子!

自分の意見を持ってて それをいえる、というのは良いんだけれど、
こちらの意見を聞きたがらないのは困る。

今朝は、「セーターの上に、Tシャツを重ね着して学校に行く」といって譲らないし、
お弁当がいるのにお弁当箱が見つからない。

昨日買ったセーターを、喜んでくれたのはいいのだけど、
セーターの上にぴちぴちのTシャツを着て満足げな1号に
鏡を見てもらった。

※1号の色彩センスは けっこういい、
わたしや二号に服を選んでくれるときは いいのを組み合わせるのに、
自分自身のときだけ「気に入った服を寄せ集める」ので、組み合わせがおかしい※

「ゆったりした服の上に、小さいのを切ると変かも。
家では良いけど外に着ていくのは、やめて欲しい」
といったら、全部脱いでいつもの重ね着にもどった。
たぶんあのセーターは、もう二度と着ないだろう。


お弁当箱は、わたしもどこにあるかわからなくて1号に聞いた。
「前 遠足に行ったのいつだっけ」
「リュックがいくつかあるけど、オレンジ色の、青いの、全部中を見てきて?」
1号「全部見たけど、ない」

「布でお母さんが作ったリュック
前の遠足のときはあれだったよ。
口がうまくしまらないからもって行かないでといったけど
持っていくって言い張ったよね。あのリュックどこにある?」

1号「ない」
「ないって、あんたの部屋に絶対ある」

自分の部屋に入られるのを嫌がるが、こういうときは強制捜査

彼の部屋はブラックホールみたいになんでもなくなってしまう、
ぐちゃぐちゃ。
その中のさらにブラックホールは「ベッド下」
わざとベッド下に置くのではなく、
床にあるものがじわじわとバッド下に入っていくのだ。
だから1号も、なぜベッド下から、物がでてくるのか ふしぎな様子。

「ベッド下にあるとわたしはおもうな」

1号「あった、、、」

「帰ってきたら洗物は出してといってるよね。
それであなたはイヤーな、顔をするよね。
だから私は一回だけいうようにしてる。
”今出せない、あとで出すのは僕の自由”っていうから、」

かなりわたしも沸騰気味

「弁当箱出して、匂い嗅いで見て」


1号「お母さん、リュック開かない」
「あきにくい、しまりにくいことはお母さん、言ったもん。
それでももって行くって、言ったのはあなただよね。僕の自由だと言ったよね。」

1号「開けてください、、、(半泣き)」

無理やり開けて、べんとうの包みを開ける
一ヶ月もののお弁当箱、外からカビがびっしり見える。

1号「お弁当のふた開かない」
「かびるんるん、見える?これは、空気がなくなっててもうあかない。
こんなにかびだらけだと洗ってももう使えないよ」

1号「ごめんなさい、、、」

これまで、一晩お弁当箱が出てこないことはしばしばだったけど、
一ヶ月は最長記録。

「お弁当箱はゴミ箱に入れて、」

1号「お母さん、”許さない
(許しません、というテレビののびたのままの口癖を気にしている)”?」

「お母さんがあんたに、許しませんっていったことある?」

「ない」

「小さい子をいじめたとか、人のものを盗んだとか、わざと意地悪したときは言うかも。
大きい悪いことね。
今日は弁当出し忘れだから、中くらい悪いこと」

「別の弁当箱に、おかず入れてくれる?」

「いいよ、、、わたしの弁当箱を貸してあげる。模様がないハコだよ。
ちゃんと返してくれるなら、かす。
今日帰ってきたら、弁当箱を どうするか、わかってるよね?」


今日帰ってきたら、自分から出すか、見ものだ。
「自由」と言い張るなら 責任がある事は知っておいて欲しい。
まだ責任を取るのは親だけど、「責任が ない」と勘違いされても困る。