おかあさんは僕をかわいそうと思ってるの?


と1号がいった。

いつもどおり、何の脈絡もなく唐突に。

うーん、わたしは、1号を、かわいそうと思ってるんだろうか。

二号をかわいそうと思ったことは 無いといい切れるけども、
1号には かわいそうだという気持ちがあるのかも
わからない。


1号は、泣いてる3号に、しきりと、
「かわいそか、かわいそか」
と言い残して部屋に帰った。