KYって流通してる?

KY=空気よめない、の略だということは、ネットで読んで知っている。

「でも、実生活で ほんとに使われてるの?」とだんなに聞いたら、

笑いながら、「ちらほら聞くよ、おもに俺が言われる」と。

だんなの場合は置いといて。

*************************

うちの子が、「アスペルガー症候群だと思われます」といわれていた(言葉の発達も、知的にも、やや怪しいので、今は自閉症と言うことで納得していますが、当時はまだ軽く見ていた)とき、

そのこと、なにが1号は普通じゃないのかということ、を わたしの知り合いとかに話すのは難しかった。

「言葉は話せるんだけど、、、うーん、話がまったく通じなくて、
空気よめないと言うか、、、」というと必ず、


「そういう人はよくいるじゃん、大人だって、いるよ!まだ、子どもでしょう。考えすぎ。」「大器晩成なだけだよ」という答えが返ってくるのだった。



で、実際に1号を見てみると、なんと言うか、話すけど共有できない、
ということに絶望的雰囲気が漂う。
みな、どうしたらいい?と私に眼で訴える羽目に。


「こんにちは」の前に、誕生日やアレルギーを尋ね、答えても 無表情でふいっといなくなる。答えなければ何百回でも聞く。話の合間に、1000×1000は?が絶えず入り込む。
その様子は切羽詰っていたりして、決して、わざと困らせてやろうとか、受けようとしてるんじゃないことは なんとなく伝わってくる。

(現在は、切迫した雰囲気は薄れて、うけようとか、困らせようとして、わざと言うこともあります。それでも、場にぜんぜんそぐわないです。)


空気よめない、が本当に、「センサーを持ってない」せいで そうなってる、
ということなんじゃないかな?
空気読むセンサーが、ないか、とても弱いせいで。
センサーのない分を、理屈で補おうとしても、なんとなくしっくりこない。



テレビのバラエティーやクイズ番組などで、
わざと間違ったり、質問じゃない答えをしたり、不思議な雰囲気を装う人は 結構いますが、(不思議ちゃんとか天然という言葉で言われたりもしました)

彼らは高度テクとして そういう雰囲気で売ってるわけで、決して、「天然」でそうなってるわけではない。

*********************

「アイツは空気よめない」といいすぎてる人、空気読むのも大事ですが、
その場の雰囲気に流されて、「言いにくいけどいうべきこと」を言う勇気を捨てる
よい言い訳にしてるかも。



うーん、バランスって難しい。