謙虚だなあ

遠くに住んでいる友人が、りんごを送ってくれた。

私にとって りんごとは、
お供え物をもらうか、病気のときに すって食べるもので、しょぽっ、としてる。

りんごのにおいは大好きで、父は 玄関に一個置いたり、
車に一個乗せたりしていた。


そうやってすぐに食べないせいか、味は、正直あまり美味しいというものではなかった。



が!!!数年前に はじめて貰った時にびっくりした。

このりんごは、パリーン!としてて、甘く、すっぱく、蜜がぎっちりはいってる。

なんだこれは!?というほど美味しい。

ご近所さんに少しおすそ分けしたら、数日後に、

「あれ!なんのりんごだったんですか?」と聞かれたことがある。



りんごもらったよ!というと、子どもらも群がってくる。

2号はお弁当に入れたら「これ、蜜なんだよ!」と友達に自慢したらしい。


3号は、かじって汁だけ吸い、果肉をべーっと出すので、もうやらないことにした。もったいないから。

りんごの箱に、品種とかブランドとか書いてあるのかな?

と思ってみたら、

『優糖生』

という文字があるだけ。ちょっと、ダジャレ?
箱も普通のりんごのイラストが描かれた箱。


なんて謙虚なんだ!


うちの近くのスーパーなんて、オージービーフを、

まぼろしのステーキですっ!」
「まずいといわれたことがない!買って後悔はしないよ!!」

といって売ってたけど、普通のオージービーフの味でした。
もちろん、まずくはないけど、幻でもないなあ。




このりんごも、もっと、「これは美味しいんだよ!」というのを前面に出したらいいのに!

といつも思うのでした。