やってしまった

私が 3号を乗せた自転車に乗って、

二号は後ろから、自分でこいでついてきていた。


ケーキを買いにいっていて、義家族も うちに来る時間になっていて、急いでいた。


ケーキ屋さんに自転車を止めて
(私は、眠ってしまった3を乗せているので、手を離せずに、
二号が 自分の自転車を私の横に止めて、ケーキを受け取りに)


そのとき、背後からすごい剣幕で叱られた。

「この自転車の持ち主は、あなたの子ども?」

「はい、そうですけど」

「さっきね、そこの銀行のかどで、その子がぶつかってきたのよ。
みてよ!!ズボンがこんなに汚れたし、
後ろから急にぶつかるなんて!怪我でもしたらどうするのよ!!」

「あ、そうだったんですね。申し訳ありません。
お怪我はありませんでしたか?」

ずっとその方は怒ってらして、
同じせりふが 何回も繰り返しになっている。
二号はケーキ屋さんの中で並んでいて、確かめようがない。

「住所、書いてもらいましょう!」

といわれたので、

「はい。」

とはいったものの、私は 書く物も持っていないし、3号が寝たまま載っているので、
ハンドルから手が離せない…

「すみません、書く物がないので、今から住所、言いますね」

といったのだけど、その方は怒ったまま、「もう、いいわよ!!!!」といって去ってしまった。
うちの母位か、もっと上の年齢か。


後ろからぶつかってしまうなんて、びっくりさせてしまったし、足を怪我しては致命的な年齢なんだろうなと申し訳ない。



後になって、人がたくさんいたので 降りて歩くべきだった、
いつもそうしてるのに、
と後悔しきり、
書く物がなかったら、「すみません、念のために いっしょに交番に行きましょう」っていえばよかったんだなって思ったり。


あとで、二号に、「私に、なんで黙ってたの?すぐ言ってくれてたら、先にいっしょにあやまれたのに」と聞いたが黙っている。

そのすぐ後に、何かニュースを見ていて、

「私は、警察に行くような悪いことはしないわね」


というので 少し切れてしまった。

「あのね、もしさっきの女の人が怪我してたら、
あなたも警察のお世話になってるんだからね!
わざとじゃなくても、そういうことはあるんだから!」