レンタルはじめました

1号は昔から、服へのこだわりがすごい。
2歳くらいの時に初めて半袖を着せたら、一晩中おこって、寝なかった。
そこから8年くらい、年じゅう長袖。
しかもミッフィーちゃんやキティーちゃんの模様がないとだめ。(女児用を着せました…)
下着パンツは、はかないと…
学校のときだけ履くように言い、それでもたまに、はき忘れて体育の着替えの時におしりになって周りを騒然とさせる…

その後、中学でも、ジャケットを着ず(重い、着たら不安になる、と…)冬でもカッターシャツ一枚…
これは自閉症のこだわりということで、免除してもらったんだと思います。記念撮影や式のときだけ着ればいいと。

しかし高校では、必ず常時着用となり(自立の時が近いのでその訓練です、ルールに合わせることも必要!とのこと、本人も「理屈は」納得していましたが)、相当不満なようでした。


その後なぜか、自分の衣服のこだわりが私にむくことに。

私の服装がヘンだと言って中傷の手紙(自分の漫画の悪役キャラに私への罵詈雑言を言わせる手紙が枕元に置いてあった)をよこしたり、3号へも、「長袖を着ないと!」と怖い顔で強制…しかもしつっこい…(まだまだ小学生は半そでの子もいるような時期に。3号はよく走るので暑いのです)


「もういい加減にしてほしい」と言ったら、数か月たってから、「このことで受診したい」と

結局、精神科で発達障害も理解のあるという先生に診てもらうことになりました。

この先生がすごく話の速い(すぐ理解してくださる)かたで、

1号も、「小学校の時の(大好きだった)〇〇先生に似ている」とすぐに心を開き

私も、今後のことや、いろいろな疑問を先生にお尋ねして(初対面なのに…)アドバイスがもらえ、

すごくよかった、きっかけはしょうもない自閉症児のこだわりですが、いい理解者が見つかって。


で、その後1号は、自分のお気に入りの服を、「レンタルします、もちろん無料で」と言い出し、
私に貸してくれようとするのだった(「サイズが合わないし、服も傷むし、ほかの人のにおいもつくよ?」と言ってみたのですがどうしても借りてもらいたいということで)

こだわりは、治ったようでいて複雑化し、ますます難解になっていくようにも思える。