たぶん、最初に私が思い通りに行かなかったことは1号のことだと思う。
自閉症はわかった、でも知的障害は受け入れがたいなあと…
でも、山下清の文章と精緻な絵と、真実を見れる視点を見て、
「この人が知的障害なら1号もそうで構わない」と思ったんだった。
勝ち負けで言うと、優秀でないと言われる子を持つのは「負け」でしょうね
それでも、この負け母子に付き合って、よくしてくださる方が
結構いらして逆にびっくり。
自分はそうしてこなかったので。
よくできる人、すごい人にばかり目を奪われてきて、そうでない人にはほとんど接してこなかったように思うから。
でも、最近思う、
勝ち続けてる人よりも、どこか弱いところがある人、思い通りに行かなかった過去のある人、
どうにもならない悩みと一緒に生きてる人は、
優しい
悩みにつぶされそうな状態の時はとても周りに配慮できる余裕はもてないと思うけど…
勝ち続けでないところから「しか」、得られないものがあるんだなと思った。
宗教にはまってる人って、思い通りにならないことを直視できないから、
ああいう感じ(絶対的存在に入れ込み、自分の痛みを無かったことにしようとする)
になるのかなと思った。
あと、勝ち続けてる人って、やっぱり傲慢。
自分の思い通りに行ってるときって、私もやっぱり傲慢になっている。