部屋を真っ暗にして寝ようとしていたら、
暗がりをすごく怖がる二号が、かべをゆびさして、
「ほら、おばけが来たよ!」
と嬉しそうに言った。
かべに、つめくらいの かたちと大きさの 白い光が二つ。
ちょうど、幼稚園でもらった、おばけのきょうだいが出てくる絵本がお気に入りで、
そればっかり読んで読んでと言って来てる最近。
お化けが、怖いもの→かわいいもの、になってるのかな。
そのおばけというのは、遠くの家か何かの明かりが ちらちらとうちの壁に映ったもののよう。
良くみようと近づくと、自分の影になって消えたり、離れるとまた現れたりする。
「またきますって帰ったね」
といって喜ぶ二号。
1号は、
「おばけじゃないよ!おこめだ!」
と言い張る。「お米って、、、」と笑うと、
「そうじゃなければ、白い影なんだ!」という声がやや焦り気味でまたおかしくなった。