書き付け発見

暇だったので、「うちの貯金いくらあるだろう」
と思って、以前の日記を掘り返した。

貯金のほうは たいした成果がなかったんだけれど、


ちょうど、下に書いた、おばあちゃんの食べ物のことが書きなぐられたのを発見。

「本当に面白かったんだよ」とだんなに言ったんだけど
「おまえは 以前のきついおばあちゃんをしらんだろ、
みんなそれぞれ立場があるから、素直に聞かないといって責められんよ。

まあ〜話し相手になってあげたのはよかったんじゃないの」

という風で(私は 毎日一緒に過ごすご家族を責めるつもりもないし、
話し相手に なってあげた つもりはない、ただ たまたま聞いたのが面白かっただけ。)

あんまり共感してもらえず、日記にかいとこう とおもったんだ.



そのときは車の中でおばあちゃんと二人、
中華料理を(おばあちゃんのおごりで)食べに行く、というものだったはず。

私は車酔いで おばあちゃんは「まだおなかがすかない」ということだった。

2ヵ月後に亡くなったのは おなかの病気だったから、
後で考えたら、もっとあっさりしたのだったら食べれたかも。

おばあちゃん「こういう おなかの調子が良くないときは、
おかゆか、ジャガイモの煮たのは いいんだね」

わたし「おかゆですかー。私はおかゆが美味しく作れたことがありません。

いつも、お茶漬けの伸びたの みたいで おいしくないんですよ」

おばあちゃんは、ハハハと笑った。

「弱火でゆっくり炊くと。七輪で煮て、

何日もおかゆばかり食べると、2−3日で、顔がむくんで、、、あの子はおなかも体も弱くて、、、
(たぶんここから長男の話)病院に連れて行ったら、
”牛乳を飲ませたらいい”って。

○町に牧場があって、買いに行った。

何回か買いに行ったけど、必ず むくみが治るので、

”牛乳はすごい”と思った。

配給は 米が一人2合3じゃく のはずだけど、お芋も混じっていて、、、

このおいもが美味しくなくて、、、

美味しくないといったら、コウリャンがゆやら、大根ご飯も美味しくなくて、、、

芋といっても、山芋汁は美味しかった。
大きなすり鉢で、私は抱えて(誰かが摺って)、いりこのダシで伸ばすんだけど、
それをご飯にかけると美味しすぎて食べ過ぎるから、山芋汁のときは、麦ご飯にする。

ぜんざいには、お餅を入れたかったんだけど、おもちはなくて、
団子を入れたくてもメリケン粉は 少ししかなくて、
メリケン粉でとろみをつけた薄いお汁粉にお芋を入れた。

海に塩水を汲みに行く人も居たけど(海まで20kmくらいあります)、
私は どうしても、おしょうゆが欲しかった。

こっそり、一升分けてもらって、塩と黒豆を入れて3升に増やした。

ふえるととても安心した。なんにでもかけられるから。

学校がとても遠くて、(たぶんこれはおばあちゃんの少女時代)(とはいっても、おばあちゃんは長男を10代で産んだのだから、体の弱い長男やら親戚の面倒を見てたのも、20かそこらのときのはず)てくてく歩いていたら、たまに馬車に乗せてくれる人が居た。

近所に、とても肝の大きい人が居て、
ぶどうを、リヤカーいっぱい買ってきて、
赤ちゃんにどんどん食べさせていた。赤ちゃんは、腹が痛いよといいながら、ウンチしながらどんどん食べている。

そんなに腸の強い赤ちゃんも居るんだと思った。」